2025.11.26
「思っていたのと違った」をゼロに！石のお地蔵さんの頼み方完全ガイド
こちらの画像は、今年のはじめに展示した国産・国内加工のお地蔵さんです。
国産の仏像彫刻は、愛知県の岡崎市に職人さんが多くおりますが、
こちらの作品をつくった職人さんはもう高齢ですが、
業界内での評価はピカイチで、値段も結構です。
こちらの仏像は中国からの輸入品です。クオリティも値段もそれなりです。
これだけ違えば、一般の人でも違いがわかるでしょう。
こういった石のお地蔵さん、観音さんは国産と輸入品の違いが分かりやすいです。
また、仕上がった石像の表面の仕上がりにも差があることが多いです。
墓石や記念碑は「ここが違います」と一生懸命説明してもなかなか分かってもらうことが難しいですが・・・(*´Д｀)
石屋さんは、国産・国内加工の仏像を受注し生産するときには
職人さん指定で頼むことがあります。
そういったときには、お施主様に事前にその職人さんの作品か、もしくはその画像を見ていただいたうえでつくり始めます。
時間や予算が許すときには、職人さんの作業現場まで施主様を連れて行ってくれることもあります。
そういったことをする理由は、
「思っていたのと違った」
をなくすためです。
石のお地蔵さんづくりには設計図がありません
もちろんだいたいの寸法やポーズは事前に打ち合わせてからつくります。
でも、・・・
表情を設計図に表現することはできません。
そんな中で、
「この職人さんで」
「こんな作風で」
といった指示でつくりはじめます。
国産と輸入品のクオリティの差を伝えるのは墓石よりも多少容易ですが、・・・
クレームもなく、滞りなく受注生産することは容易なことではありません
ですから、もしお墓にお地蔵さんを設置したいというご要望であれば、
展示品を持っている石屋さんに依頼されたほうが無難と言えば無難です。
町内や市町村事業で大きな仏像をつくりたいとなれば、
展示品をもっている石屋さんは少ないので、
そのときはつくり始める前と、つくっている途中で
職人さんの作業場に連れて行ってもらうと良いです。
そうすれば、承っている石屋さんも、職人さんも、お施主様も、
皆さんが安心して作業をすすめられます。
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この記事を書いた人
静岡のお墓の悪習に延髄切り！イシフク社長もちづき
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