2025.11.13
万が一の事故対応が無い石屋さんに依頼しますか？｜失敗しない石材店の選び方
「お墓選び」すなわち「どんなお墓をつくりたいか、建てたいか」
また
「墓じまいをどのようにすすめたら良いか」
は
「どの石材店に頼むのが良いのか」とほぼイコールです。
では、どのような石材店を選んだら良いのか悪いのか
というお話の中で、今回は、
建設業
という硬いお話です。
ご存じない方が多いかと思いますが、
墓石業者になるためには、何か資格を取ったり、許可申請をしたりする必要はありません。
墓石業者は誰でもはじめられます。
本人に営業力があり、事務所兼自宅にパソコンとプリンターがあれば墓石業務を営むことはできます。
ですから、お墓の相談窓口の人がどれほどのキャリア、どれほどの技量かはメチャクチャ格差があるはずです。
当たりはずれは激しいです
人柄も良く、キャリアもあり、技術もある石屋さんに出会った人は良いでしょう。
でも、お墓や灯籠のパーツの名称もわからないような石屋さんと出会ってしまうかもしれません。
石工事の工法をしっかり説明できない石屋さんと出会ってしまうかもしれません。
お墓の相談をするならできる限り良い石屋さんに相談したいですよね。
・・・・・・
あくまでもその一つの指標に過ぎないですが、
「建設業」
また
「建設業許可」
についての知識です。
お墓の工事は建設業か否か
まず、石材の仕事というと、
「窯業・土石製品製造業」
がまず出てきます。
こちらは石製品を加工して作る作業が主です。
そのほか、
「建設業ー石工事」
が出てきます。
墓石屋さんが建設業に含まれていることを知らない人、業界にも多くいます。
行政的には簡易な、部分的な建設業とみなされています。
「建設業」
というジャンルが２９種（H２９年１１月改正 国土交通省より）あり、その中には「石工事」という業務があります。
ですので、
「うち、墓石屋だから建設業じゃないよ」
というのは正しいとは言えません。
まずその人は技術、キャリアはわかりませんが、情報不足です。
特に首都圏にいる石材店さんでは、・・・
自分は
「小売業」
としている人もいるようです。
小売業は、物品を仕入れて、加工せずそのまま販売する作業です。
労務士もそれを理解せずに素通りしているケースもあると聞きます。
ダブルエラーですね。
そういった業務もありますが、下請けであろうと石材の加工と石工事をやっているので、
その業務を踏まえているという認識をしている必要があります。
それは労災の面で困るからです。
万が一、ご自分のお墓の石工事の際、職人さんが大けがした時の準備が
しっかりできていない石屋さんに仕事を頼みたいですか？
それとも
安ければそれで良いですか？
そのあたりの知識、認識をしている石材店さんの方が良いかなと思います。
ただ、あくまでも指標です。
これらの知識、認識をしていなくても良い仕事をする石屋さんはおります。
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この記事を書いた人
静岡のお墓の悪習に延髄切り！イシフク社長もちづき
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