国家資格取得への道:石張り施工一級技能士への挑戦

2025.7.16

国家資格取得への道:石張り施工一級技能士への挑戦

先日、石材施工一級技能士・石張り作業の検定がありました。厚生労働省が管轄している国家検定です。

今回はわが社のSくんが受験しました。当然ですが、非常に緊張した面持ちでした。

石材施工の検定は石材加工、石張り、石積みの3種目がありますが、石張りは現在の3種目の中では一番使う機会が多い技術です。

職人の技術も当然必要ですが、道具選びと道具の手入れ、特に石に穴をあける刃と石に刻みを入れる道具(タガネと言います)の切れ、あとはペンチ。安物ではなく専門店かホームセンターでそれなりの金額のするペンチでないと試験に見合った針金の細工ができません。こういったことが明暗を分けます。

↑の画像は石の板に穴をあけている作業の画像です。

前日までににグラインダー(電動の砥石)のほうにしょっちゅう行っていたので、手入れは丹念にやっていたのだと思います。

↑の2枚の画像は、70%ぐらいまでの過程です。

制限時間の中で角材をノコギリで切って作ったクサビと、ペンチで針金を切って曲げて作ったダボ金具、そして乾きがはやいセメントの仮固定材で柱に石の板を張っていきます。

 

僕は軽い熱中症でしたのでこの日はここで帰宅しましたが、後で聞いたところ、大きな失敗もなく制限時間内に完成したということなので、ひとまずは合格する可能性のあるところまではいったようでした。

Sくんはものすごく器用でのみこみが速いタイプではありませんが、しっかり時間をかけて一つのことを黙々と取り組んで成し遂げるタイプの人なのでこういった試験はできる方だと思います。この日も無難に任務を果たしたといったところでしょう。

あとは筆記試験があります。合格発表は3か月ぐらい後のようですが、受かると良いですね。

 

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 今の時代はYOUTUBEやSNSなどでアピールしたもん勝ちのような感じになっていますが、当然クオリティが無いと仕事の依頼は来ません。一定の高品質というべきでしょうか。

こういった技能検定なんて無駄だという人も一定数おりますが、家族だけで承継している企業ではなく他人様を雇用して、しかも自社に研修するシステムが無いわが社のようなところにとっては大変良いシステムです。

 

また個人的には、今、モノづくりの技術と、集客・販売の技術との格差があまりにも激しい(商人>>>職人)と思っているので、職人のステータスを高めるという面でも能力開発協会のシステムは捨てがたいと思っています。

 

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