2025.7.25
驚きの真実Σ(゚Д゚) 大理石が墓石に使われない理由とは?
上の画像は、イタリアのカラーラで採掘されているビアンコカラーラという名称の大理石です。「カラーラの白」という直訳のようです。
イタリアにあるサッカークラブの「ユベントス」のユニホームはファンの間では白黒のコンビネーションで定着しており、「ビアンコネロ」と言われていますよね。「白黒」という直訳だと思います。それと似たようなシンプルなネーミングでしょう。
石の話に戻りますが、・・・・・・
この石は、2000年以上の歴史があり日本も含め建築石材として世界中に流通しています。
で、墓石はと言いますと、この石はめったに使われていません。なぜか・・・・・・・
石材の工場は、売れ筋の石材であれば自社で原石を在庫して短納期にこたえられるようにしますが、墓石の工場でビアンコカラーラの原石を在庫していることころは、少なくとも日本と福建省には無かろうかと思います。
なぜか・・・・・・・・・
理由は、鉄色、茶色に変色するスピードが速いからです。おそらく酸化です。
この石に限らず、大理石は概してアウトドアに使った時の経年変化が激しいものが多いです。
ですから墓石の専門店は、「大理石は墓には向かねえ」といって使っていないと思います。
石が「変色すること」「経年変化すること」そのものに問題があるわけではありません。
石材店としてはそのことを説明し、施主様に理解と納得をしてもらうのが大きな負担、そしてクレームの種だと考えているからです。
ヨーロッパではこの石を平気で墓石に使ったりエクステリアに使ったりしていると思いますが、日本人は繊細です。
できるだけ変化しないもの、できるだけ均質なものを求められることが多いです。
十数年前から、メチャクチャきれいなカラー図で販売されている墓石店のサイト、ありますよね。
あの中に結構大理石を使ったカラー図があるときがあります。
それ、経年変化について、しっかり説明を聞いておいた方が良いですよ。
きれいなカラー図のような状態は長くはもたない可能性があるので。
完成直後の見た目だけでお墓を購入すると、後悔するかもしれません。
石は変色もしますし、表面の劣化もします。
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