2025.8.17
故人のパスポートの字、お墓に刻むことは可能?解説します。
「亡くなった父の直筆のサインがパスポートに残っています。この字をお墓に刻むことはできますか?」
という問い合わせが過去にありました。
故人やご先祖様のやってきたことを何らかの形でお墓にも残したいというご意向を受けることはあります。もちろんご意向に沿うことができない時もありますが、一般の皆さんが思っている以上に、石でいろいろ表現することができます。意外に。
こちらの問い合わせに対する即答ですが・・・・・・・・
ほぼ再現できます。ぜひパスポートをお持ちください。
ほぼと言ったのは、・・・・・・・・・・・
お墓に字を刻むにあたり、拡大コピーをする事になり、字の輪郭がギザギザになっているところを修正して彫刻用の原稿を作成していきます。
「周りのお墓とそんなに違和感が無ければいいですよ」というお施主様もいらっしゃいますので、そのときはそれほど確認を求めることは少ないですが、今回のようなオーダーメイドであれば、実際に字を彫刻する前に原稿の紙を石碑にあてたところをご覧いただくか、もしくはほぼ縮尺に近いレイアウトをご覧いただいた上で、・・・・・
「では、彫らせていただきます」ということで彫刻の作業に入らせていただくようにしています。
故人の残した字で毛筆のものがあり、それを刻んでほしいとなったときは、残念ながらペンや鉛筆の文字よりも再現の度合いは少し低くなります。
なぜかと言いますと、・・・・・・
筆のかすれがあるからです。筆のかすれを完璧に再現できる場合もありますが、できない場合もあります。石碑に彫刻できる細さのミニマムがあり、それより細くなった時は、残念ですが再現することはできません。ただ、感じ方の個人差があるので一概には言えませんが、「全然違う」と言われることは滅多にありません。ほとんどの場合はお施主様に納得いただいております。
自分たちは日常的に石に文字を刻むことを生業としておりますが、お施主様にとってはこれっきりのたったひとつのものですので、ひとつひとつ、思いを汲むようにして作業に取り組むよう心掛けてまいります。
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