決してあきらめない執念は、時として「人を励ます力」になる

2025.11.6

決してあきらめない執念は、時として「人を励ます力」になる

26年間未解決だった名古屋の殺人事件の容疑者が逮捕されたという報道がありました。

 

僕は恥ずかしながらYouTubeをよく見ます。

あるYouTubeチャンネルの中で、被害者の夫の高羽さんが数か月前に語っている動画がありました。

 

その中で、

 

「自分はいつもメディアの人には自分が泣いているところは撮らないでくれと頼んでいる。なぜかと言うと、そんなものを映したら犯人が喜ぶから。だから、息子と一緒に笑っていたり、河川敷で遊んでいたり、前向きなことを言っているところだけ取り上げてほしいと伝えています。」

 

という場面があった。

他にも似た連想をした。

 

袴田事件のお姉さんのひで子さん。あの人をテレビで見ると、いつもメチャクチャ元気。自己啓発セミナーの先生のようだ。永遠の生命を持っているんじゃないか?

 

 

自分を振り返ってみると、ここ数年は何度か社員がいるところで弱音を吐くところがあった。

あれはあながち良くないとは言えないが、やはり良くない影響の方が多いと思う。

 

マイナスのはけ口は、相手、場所、タイミングを選んだ方が無難だ。

 

人によっては、日帰り温泉に行って切り替える。

人によっては、映画を見て切り替える。

人によっては、車の中で歌って切り替える。

 

弱気の発散方法は千差万別だろうが、誰でも無意識に何かをやっているかもしれない。

 

未解決事件や北朝鮮の拉致事件の被害者の家族はそういうことをしながら、あきらめずに頑張ってきたのだろう。

 

自分はいつもスポーツを見て励まされることが多いが、こういった遺族の皆さんの執念にも大変励まされる。

 

決してあきらめない執念は、時として

 

「人を励ます力」

 

になる。偉大だなあ。

 

近年、量子力学が発展しているらしく、「言葉の力」も数値化されるかもしれない時代だそうだ。

将来、スポーツ選手や政治家、被害者の遺族の皆さんの言葉が数値されたら大きいだろう。

 

我が社の生業は人間の死に接することが多く、悲しみを押し殺して来てくれている人もいらっしゃるはずなので、・・・

 

意図して人を励まそうとしてもそうはならないかもしれないが、

自分や我が社と接した人が励まされるような姿勢を日頃から取らねばと思い返した時間だった。

 

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