石材職人のリアルな体験談:過酷さとやりがいの両立

2025.7.24

石材職人のリアルな体験談:過酷さとやりがいの両立

あるとき、求職者の方からの問い合わせで、「石工事ってかなり過酷な仕事ですか?」というものがありました。

 

答えは????です。なかなか即答は難しい質問です。

 

墓石を扱う仕事の中に、

 

新規の墓石工事

お墓の解体工事

 

などがあります。

全国津々浦々あるかとは思いますが、現在はクレーンや運搬機などの機械がだいぶ使われてきているので石を持ち上げることがほとんどない作業現場もけっこうあります。

ただ、時として機械を搬入できない作業現場に直面した場合はたくさんの人員をつかった人海戦術で行かないと完遂できないところもあります。数人で石を担ぎ上げて運ぶところなどです。

 

作業の中には木材や金属で三又を組んで、そこに滑車(チェーンブロック)を取り付けて石を吊って作業をすることもありますし、お寺さんや墓地の管理者の方にことわりを入れて、機械が通る道板を敷くこともあります。そういったときは石を扱う作業そのものよりも、下準備に手間をかけることになります。そうやって機械を使えるようにしますが、過酷じゃないとは言い切れないですかね・・・・・・

ですから、答えは????なのですが、実際に作業系の社員を募集するときは、既定の範囲内で年齢をうたうようにはしています。

 

過去に、高齢の方で「フォークリフトも大型トラックも扱えるから、働かせてもらえないか?」と電話で頼まれたことがありましたが、そのときは、「近年、特に夏の過酷さがエスカレートしてきているので、石工事はやめた方が良いです。今回は見送らせてください」とお断りしたと記憶しています。

クレーンなどの機械が使える作業現場だけ働ける社員を採用することは難しいですよね。管理する側がその人のための配置を配慮しなければなりませんし、社内で不公平感が出る可能性が非常に高いです。

 

・・・・ブログを書きながら、答えが変わりました。やっぱり石屋さんの石工事は過酷なことがあります。

 

今は猛暑ですので、特に過酷です。

数日前のニュースでは、ある企業は、熱中症対策手当で一人(1日か)1000円出しているといった記事を見かけました。

 

見習いたいと思いながらも現状を考えるとわが社はなかなか踏み込めないところですが、従業員の健康も大切ですね。

 

はい、「過酷です」でした。でも人様のお役に立てる立派な仕事ですよ。過酷なこともありますが、やりがいもある仕事です。

 

石工事の作業現場の見学を希望されたい方がもしいらっしゃいましたら、下記のフォームの方へどうぞ。

 

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