2025.7.3
納骨の「気持ち」「寸志」どうする?専門家が語る静岡の石屋さんへの寸志事情
「近日中に、父の納骨を行います。お墓を建ててもらった石材店さんには〇万円で納骨をしてもらいますが、その際「気持ち」「寸志」などは必要でしょうか。」
仕事関係のルートでは来ませんが、友人や親せきの関係で聞かれることがたまにある「あるある」疑問です。
これについては「施主様のお気持ちにお任せいたします」「ただ近隣の人や親戚には確認しておく方が無難です」となります。
まず、・・・・・・
1、新規にお墓を建てた際に納骨する場合
2、すでに建てたお墓に数年経ってから追加で納骨する場合
※規格が決まっている霊園のお墓や建売りのお墓を新規に購入して納骨する場合は2に近いかと思います
主に1と2の2つのケースがあるのではないかと思います。
1のケースでは施主様が結構なお金を払ってくれているタイミングですので、もし「寸志」をいただけば「すごいなー」という感情になるかと思います。
2のケースでは普通に「ありがとうございます」という感情になるかと思います。
静岡市で墓石を営んでいる弊社の感覚では、、、、、、、
昭和の時代には結構な率で「寸志」をいただいていたかと思いますが、
現在はいただくことはそれほどありません。でもたまには下さる方もいらっしゃいます。そのときはありがたくいただきます。
施主様のご意向としては会社に対してではなく作業をした職人に「良く丁寧にやってくれました」というお気持ちかと思いますから、弊社ではいただいたときは会社の経理には入れず、工事や納骨の作業をした職人に渡すことが多いです。こういったお金の扱いには規定はつくれませんので。
若干違うお話かもしれませんが、
僕がイシフクに入りたての頃、お墓の工事の手伝いをした際、施主様がお菓子やお茶を何度も持ってきてくれたのをよく覚えています。当時は「墓石屋って、こんなにありがたく思ってもらえる仕事なんだな」なんて思っていました。
こういった風習みたいなといころはあるんでしょうね。ただこの風習に甘えるようなことがあってもいけないとは思っております。「もらって当たり前では断じてない」と。
まあまあ、石材店が皆様からありがたく仕事をさせていただき、それ見合った対価、代金をいただくわけですので少なくとも静岡の大概の地域では「気持ち」「寸志」は無理に出す必要は無いかと思います。
ただ、「お墓のケンミンショー」ではないですが、近隣の人や親戚には確認しておく方が無難ではあります。