2025.10.2
考察|なぜこんなにたくさんお墓の宣伝・広告を見かけるようになったのか??
今、そんなにたくさん墓石業者があるのか?
なぜこんなにたくさんお墓の宣伝・広告を見かけるようになったのか??
今、巷では「家族葬」「樹木葬」といったワードをよく見かけます。
なぜなのか。
皆さんがご承知のとおり、一番わかりやすい理由は、
団塊世代の高齢化
でしょう。
しかし今回は、墓石、石製品をつくっている立場から見た理由を考察してみます。
1980年代までは、お墓をつくると言えば「石屋さん」でした。
それも、だいたいは自社に工場を持った人でした。
日本、中国、インド、韓国、ヨーロッパなどいろんな国から採掘された原石を原石まま日本に輸入され、それを日本中の石屋さんが加工しているといった形で成り立っている地域が多かった。
首都圏など、工場を自社で持つことができなくなった石材店は、茨城県や福島県の加工業者がつくったものを卸業者から仕入れ、墓石建立をしていた。
80年代のころ、わが社の主催で海外研修として卸先の石材店さんと一緒に行ってきた旅行は、採石場があるところを選び、現地の原石を買い付けるとして部分的に「研修費」で落としていたと聞きます。
ところが、・・・・・・
90年代に入り、中国の福建省から輸入されてくる墓石の製品の品質が非常に良くなり、ほとんどの墓石業者が輸入品を扱うようになってきた。
そうなると、あまり工場を持つ必要が無くなってくる。
工場を持つ必要がなくなってくるとなると、設備投資が必要なくなる。
設備投資が必要なくなるとなると、墓石の商売をするのに必要なお金が少なくて済む。
ひとたび、墓石建立までのノウハウを身に付ければ、あとは墓石の製造・加工業者と墓石の建立をしてくれる施工業者とつながりが出来さえすれば、・・・
「石屋さん」として成立した。
こういった経緯により、20数年前から一気にこの業界への参入障壁が下がった。
2000年代からは、仏具店や葬儀社、不動産業者などから墓石の世界へ転業する人が増えた。
集客と販売の力さえあれば、墓石の世界で勝てる状況になった。
彼らは「お墓」を売っている。石だけを売っているわけではない。良い悪いではなく。
自分達「石屋さん」は石に特化した強みを持っている。これも良い悪いはなく。
だからです。
で終わってしまうと、ふーん、で終わってしまうので・・・・・・
じゃあどうしていくんだ、と言えば・・・
他の業界を眺めてみると、紳士服。スーツ。
あれは、セブンアンドアイやユニクロで充分という人も沢山いるが、有名ブランドとは言えない紳士服の仕立て屋さんで万円、1万円というお金を払ってつくる人もいる。
自分たちは、量販的な単価の墓石もやりながら、後者のような高価値のものを提供していきたい。
エルメスやフェラガモのようには簡単にはなれないけれども、
「イシフクに頼めば、良い仕事をしてくれるよ」「イシフクに頼めば金額上の満足、あるよ」
言われるように努力していきたい。またニトリみたいになってしまった。
皆様、今後ともご指導、ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。
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