2025.8.15
8月15日です。
8月15日は終戦記念日です。
お盆でご先祖様が帰ってきている中でのこの日は日本人の僕達にとっては意味のある日かと思います。
20年前後前の話です。父(望月威男)と一緒に福建省を出張していたある日の夕食の際、「日本の人は歴史の認識が弱い。特に戦争。中国人や韓国人は政治や歴史の認識については敏感だ。もっと日本でも戦争について学校で触れても良いのではないか。」と父が言った後、福建省の取引先の社長の話がありました。
「私の祖母は日本兵から暴行を受け、いたたまれなくなって井戸に飛び込んで自害したんです。」
その話は今でも鮮明に覚えています。
「ある程度の人間関係が成立していたからこそ、この話を切り出してくれたのだ」という感謝をすることはあっても、決して「何言ってんだ、この人」とは思えませんでした。
このころはまだ北京五輪以前で、だいぶ経済も発展していましたが、中国の物価がまだ少し安く、中国の皆さんのことを理屈抜きでバカにする日本の石屋さんが沢山いた時代でした。「中国人の石屋は金さえ払えば何でも言うことを聞く」かのように。
普通に自分たちは福建省の皆さんと仕事を通じて仲良くしているが、彼らの祖父母や曾祖父母は日本兵に殺されているかもしれない。すべての人ではないかとは思うが、彼らの根底にはこういった憎悪もあるかもしれない。少なくとも過去への認識がある。
自分は、戦争の記録はテレビで見るものだと思っていたが、彼らにとってはそうではない。しっかりと伝え聞いている。それに引き換え、まったく自分は平和ボケです。
中国や韓国の人たちに対して四六時中謝りながら生活するべきだとは思わないですが、いま生きている彼らの先祖は日本兵から被害を受けているかもしれないという認識は持っていた方が国際感覚としては豊かではないか。
また、メディアでは靖国参拝にたいしての議論がありますが、そこは政府の人たちに任せて、8月15日という日に純粋に現在の日本の礎を築いた人たちの冥福を祈ることは悪いことではないと思います。それと同時に、・・・・・・・・
所詮、自分は人から聞いた話でしか戦争について話すことはできないですが、戦争というものは長く深く人の心に刻まれてしまうものだということを認識しておいても良いのかなと考えます。
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